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2024.10.19

【お知らせ】くまとり世間遺産に本年度2件が認定されました

 

「熊取町の中にある、いわゆる名所・旧跡ではないが、思わず人に伝えたくなる、後世まで残したいと思う、子供達に残しておきたい、人・もの・風景」を集めたものが「くまとり世間遺産」。
 
今年は、熊取図書館のピアノと爽神堂のお寺の2件が認定されました。
 
 
 
 熊取図書館のピアノ
 
世界的に有名な「グロトリアン・シュタインヴェッヒ社」(ドイツ)の製作で、昭和4年に、旧熊取尋常高等小学校の講堂落成を祝い、当時熊取村の村長であった義本一氏から寄贈された、日本では数少ないピアノです。
長年小学校の行事などで活躍するも昭和43年に傷みにより使用されなくなり、その後は、忘れられた存在として中央小学校の倉庫で眠っていましたが、20年以上の時を経て、平成3年に熊取町町制施行40周年記念事業の一環として復元され、平成6年に開館した図書館のホールに設置されました。
このピアノの特徴である中高音の澄んだ音色が美しく響くよう、大きさや内装が設計された図書館ホールにおいて、現在もコンサートなどで、その素晴らしい音色を聴かせてくれています。
 
 
 
 
 
爽神堂のお寺
 
1573年(天正元年)に本多十助が七山の地に浄仙坊を開創。織田信長によって焼き払われた後、十助の子、本多左内(法名:義風)が寺号を浄見寺として再興。境内に現在の七山病院の前身、医療施設「爽神堂」を創設した。
江戸時代には、入院施設を備え、漢方や針灸を用いて精神障がい者の治療を行っていました。明治維新に際し、西洋医学を率先して導入、わが国最初の精神科専門の病院免許を取得しました。
 
 
 
 
 
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